ビフォーアフター

川端康成文学館展示充実事業

平成23年度大阪ミュージアム市町村補助事業

 茨木市は、ノーベル文学賞作家の川端康成が少年時代を過ごしたふるさとで、川端文学に親しんでもらう拠点として、川端康成文学館があります。
 このたび、大阪ミュージアム基金を活用して、川端康成文学館で、カラーの画像を多く取り入れた見やすい「川端康成年譜」を設置しました。また、康成の生い立ちなどを紹介する「ビデオコーナー」を整備するとともに、川端康成の書斎を模した部屋を新たに造り、希望者が机に向かって原稿用紙に文字を書くことができる「作家体験」コーナーも新たに整備しました。
開催日時 通年
開催場所 茨木市立川端康成文学館
主催者 茨木市・茨木市教育委員会
お問合せ先
茨木市立川端康成文学館
TEL: 072-625-5978
FAX: 072-622-9858
E-mail: kawabata@city.ibaraki.lg.jp
URL: http://www.city.ibaraki.osaka.jp/kikou/shimin/bunka/menu/kawabata/index.html
 
旧川端康成年譜コーナー

年譜はありましたが、情報量が少ない上、資料の画像もカラ―でないため、全体として印象の薄いコーナーでした。
新しくなった年譜コーナー

写真や資料の画像を多く配するとともに、内容も分かりやすく、充実したものになりました。また、スポットライトをあてて、より印象深い展示となりました。
 
 
作家書斎コーナーの整備前

木製のベンチが設置されている広いスペースでした。
書斎コーナーの設置

鎌倉にある川端康成の書斎を模した部屋を造りました。障子の奥には、川端邸の庭の写真をはめ込みました。また、机の上や周りには、川端康成の愛用の品のレプリカを配しています。希望者は、机に向かい館特製の原稿用紙に『伊豆の踊子』や『雪国』の文章を書く「作家体験」ができるようになりました。
 
 
ビデオコーナーの設置前

映像で紹介するコーナーはありましたが、映し出される内容の種類が限られていました。
ビデオコーナーの設置

川端康成の生い立ちや作品の背景、ノーベル文学賞の授賞式の様子などを見たいものを選ぶことができる映像をタッチパネルで簡単に操作して見ることが出来るようになりました。