ビフォーアフター

紀州街道 歴史文化景観保全・魅力創出事業

歴史と文化の香りが漂う、紀州街道の魅力を「共創」

泉南市を貫く紀州街道は、古くは熊野詣の参詣道「熊野街道」として、また江戸時代には紀州公の参勤交代の主要道として栄え、貴人の宿泊所として信達宿が形成されてきました。

現在でも、信達宿本陣跡や和泉砂岩製の常夜灯など往時の面影を偲ばせる貴重な地域資源が残っていますが、近年、沿道の住宅の建替えが進み、その歴史的な景観や趣は失われつつあります。

今、貴重な歴史的資産を保全・再生し紀州街道の景観や趣を守ることによって、歴史と文化を継承し、市民の力で新たな地域の魅力を創造していきます。
開催日時 平成26年7月2日(水)~平成27年2月13日(金)
開催場所 泉南市信達市場
主催者 紀州街道信達宿まちづくり協議会
お問合せ先
泉南市総合政策部政策推進課
TEL: 072-483-0004
FAX: 072-483-0325
E-mail: seisaku@city.sennan.lg.jp
URL: http://www.city.sennan.osaka.jp/seisaku/museum/
 
街道の魅力がわからない

ここが紀州街道であることや貴重な歴史的資産であることに気づいてもらえませんでした。
街道についての案内板を設置

紀州街道の地図と歴史的資産をマークした案内板を設置し、道行く人々に街道の魅力をわかりやすく紹介することができます。
 
 
伝統ある和泉砂岩の常夜灯が風化・劣化

江戸時代に建立された和泉砂岩製の常夜灯は、旅人の安全を見守る、宿場の目印でしたが、風化と劣化によって崩落の危険性が増していました。
常夜灯を修復

常夜灯の専門的な修復を行い、灯篭に明りを灯すことによって、信達宿の歴史と景観を守るとともに泉州の石(和泉砂岩)の文化の重要性について再認識することができました。
 
 
趣のある景観が失われつつある

紀州街道信達宿の中心として発展した市場地区では、時代とともに建替えが進み、その風情や趣が徐々に失われつつあります。
木製燈篭により風情や趣を際立たせる

3基の木製灯篭を、昔の宿場町の様子が偲ばれるう旧家の軒先に新たに設置、夜にはLED光源が自動点灯し、常夜灯と併せて街道の魅力を引き立てています。
 
 
貴重な歴史的資産の価値を知ってもらいたい・・・

江戸時代中期、参勤交代の際、江戸へ向かう紀州徳川家一行が宿所として利用していた「信達宿本陣跡」。そこには、当時の宿割帳、宿札、駕籠、屏風など、貴重な歴史的資料が厳重に保存されています。
ガイドマップとツーリズムで歴史的資産を知ってもらう

紀州街道信達宿の歴史や名所を記したガイドマップを作成し、それを活用したまちあるきツーリズムを開催。普段は見ることができない貴重な歴史資料が見れるのもツーリズムならではの醍醐味です。