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学芸員の投稿
Update: 2015年2月9日
福まきで賑わう節分星祭の観心寺
 河内長野市寺元にある檜尾山観心寺では、2月3日に節分星祭があり、厄除けや開運を願う大勢の参拝者に、ゴクマキといって福豆や紅白の餅が撒かれた。特設の櫓や建て掛けの塔から手を伸ばす参拝者に向かって勢いよく撒かれた=写真=。餅には朱で印をつけた、景品が当たるものが混じっていて、思わぬ福を受け取った参拝者が喜んでいた。ゴクマキは午前と午後の2回おこなわれ、境内には露店も出て1日中大勢の参詣者で賑わっていた。
 また本山は節分に、弘法大師が勧請したと言われる北斗七星をまつる星祭の厄除けで知られている。星供とも言いわれ、立体曼荼羅に配置された星塚巡りをするひとを多々見かけた。人によって生まれた年、月、曜日の日を司る不変の四種類の星と年によって変わる九曜星があり、厄年の人はこの星を供養し祈祷を受けることで厄除けをする。これを年の変わり目である節分に厄除け・無病息災・家内安全を祈願する信仰である。
Written by 岩湧太郎
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