田中家住宅鋳物工場・主屋
田中家は、古くから、旧河内国枚方村(現枚方上之町)で鋳物業を営んだ家です。江戸時代を通じて近隣の人々が日常生活に使う鍋・釜や農具のほか、寺院の梵鐘などを鋳造しました。明治以降、日本各地に近代工場がつくられてからも伝統技術を守って営業を続けましたが、昭和35年頃に廃業しました。 枚方市では、田中家から鋳物工場・主屋の寄贈を受け、現在地に移築復原し、全国でも珍しい鋳造関係の専門資料館として整備しました。鋳物関係の展示のほか昔の生活道具などを展示し、平成20年度にオープンした同館体験工房では、鋳造・七宝・彫金等の講座を開催するほか、サークル活動に利用されています。
鋳物工場は昭和48年に、主屋は昭和50年に大阪府指定有形文化財に指定されています。
- カテゴリ
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寺社仏閣/史跡/伝統文化/祭
体験/クラフト
- 問合先
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旧田中家鋳物民俗資料館
- 所在地
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枚方市藤阪天神町5番1号
- 電話番号
- 交通
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JR片町線藤阪駅下車、徒歩7分
- 備考
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