砂川捨丸顕彰碑(すながわすてまるけんしょうひ)
砂川捨丸は、摂津市が生んだ近代漫才の草分け的存在である。明治23年、摂津市新在家に生まれる。10歳の時に江州音頭の芸人だった兄の千丸について初めて舞台を踏んだ。チョビヒゲに羽織り・はかま姿で、鼓をもつユニークな姿で知られ、「和製チャップリン」と評された。世相を皮肉った話芸などで人気を集める。上方演芸資料館に殿堂入りしている。
漫才をレコードに吹き込むことにも意欲的で、発売したレコードは300枚を超えた。その中から18話をCDに収録したものが残っている。
平成7年に市民有志らが「砂川捨丸を語る会」(上田幸資会長)を結成、毎年、「捨丸を偲ぶ演芸会」を開催してその収益金と寄付金などを集めて、平成11年5月に摂津市東一津屋にあったアトリウム南摂津前に顕彰碑を建立した。その後、令和3年3月に大阪モノレール南摂津駅前に移設した。