大和川分水築留掛り 「長瀬川」
中河内地域を流れる農業用水路です。「長瀬川」及び「玉串川」は、水田に水を送るために大きな役割を果たしてきました。現在でも、水利施設としての機能はもちろんのこと、効率の良い食料生産、多様な生態系の形成や保全、環境・景観形成や保全、あるいは歴史や文化の伝承に大きな役割を果たしています。
このような多くの機能を有している農業用水路や、地域の用水を供給するための水路のことを『疏水』と言い、「長瀬川」が疏水百選に選定されました。また、2018年8月13日、第69回ICID国際執行理事会において、『世界かんがい施設遺産』として登録が決定されました。