新堂廃寺跡・オガンジ池瓦窯跡・お亀石古墳
この3つの遺跡は、近接しており相互の関連が明らかになっています。
新堂廃寺跡は、飛鳥時代前半創建の古代寺院跡で、その規模は、四天王寺と肩を並べるほどの大きさです。
オガンジ池瓦窯跡は、オガンジ池の東北隅の一角にあり飛鳥時代から奈良時代の200年間使われ、新堂廃寺専属の瓦窯でした。飛鳥時代の寺院に付属して近くに造られた瓦窯は全国でもめずらしいものです。
お亀石古墳は、地表に露出している石棺の上部が、ちょうど亀のように見えるので、このようによばれてきたようです。ここで見つかった平瓦は新堂廃寺跡で見つかったものと似ており、お亀石古墳は新堂廃寺を建てたこの地方の豪族の墳墓と考えられます。
この3つの遺跡は、平成14年に国の史跡に指定されています。