重要文化財 中家住宅
岸和田藩の七人庄屋筆頭をつとめた中家の居宅は、江戸初期に建てられたものです。
表門を入ると、正面に豪快な土間を持つ主屋が姿を見せ、茅葺き屋根の妻面には独特の意匠の家紋が飾られています。その中に入ると、土間と板の間の開放的な空間が拡がり、天井を高く見上げると、梁や柱の太さに圧倒されます。
この地、「五門」の地名の由来は、平安時代、後白河法皇が熊野詣の行宮(仮設の御所)とし、その際、御門をたてた縁で江戸時代にはこの地を「御門村」と呼ばれたと語り継がれています。
平成9年からは一般公開され、手づくりコンサートや観月コンサートなどが催され、同じく重要文化財の降井家書院、来迎寺本堂、また隣接の熊取交流センター(すまいるズ 煉瓦館)とともに、熊取の歴史を語る貴重な文化財として、また街中に残る緑豊かな場として、憩いと安らぎの空間を提供しています。
- カテゴリ
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寺社仏閣/史跡/伝統文化/祭
- 問合先
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熊取町教育委員会生涯学習推進課 (すまいるズ 煉瓦館内)
- 所在地
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熊取町五門西1丁目11番18号
- 電話番号
- 交通
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JR阪和線 熊取駅から約1キロ
- 備考
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