熊取図書館
熊取町のシンボルとして多くの方に親しまれる熊取図書館は、平成6年に開館し、平成8年に「大阪まちなみ賞」(知事賞)を受賞しました。
緑に囲まれた丘陵地の地形を活かして設計され、大きく育った並木の坂道を抜けると、品格ある煉瓦造りの建物が大きく広がります。吹き抜けの高い天井が広がる館内は、全面ガラス張りの開放感いっぱいの空間に、木漏れ日が溢れます。
「住民の誇りとなり、育てられる建物を」と設計者が願った図書館は、大人の方々だけでなく、思い思いの場所で児童書に夢中になる子どもたち、天気の良い日には中庭でくつろぐ親子の姿を見かけるなど、日常的で身近な施設となっています。
また、図書館ホールには、「グロトリアン・シュタインヴェッヒ」という19世紀ドイツで愛用された日本でも数少ないピアノがあり、毎年開催しているコンサートでは、中高音の澄んだ美しい音色を楽しんでいただいています。