磐手杜神社の神輿渡御神事(いわてもりじんじゃのみこしとぎょしんじ)
市東部の磐手杜神社で行われる祭礼で、通称は「馬祭(うままつり)」と呼ばれています。祭礼は一ノ馬座と女郎座(二ノ馬座、三ノ馬座)の二座を中心とした宮座の氏子中による、初夏の季節の農耕儀礼で、その記録は貞享2年(1685)の「村馬番覚書」までさかのぼります。特徴として、神霊を迎える「オダンツキの儀」と「シバオリの儀」があげられます。「オダンツキ」は、宮座の当屋の軒先に黒松で囲われた仮屋を設け、その中央に「オダン」と呼ばれる祭壇をつくり、神を迎える一連の儀式です。また、「シバオリの儀」は、神職、村役、座員などが輪になって行う盃事の儀式が各御旅所で行われ、田畑の豊穣と村人の安寧を祈願する、最も重要な儀式です。平成18年2月には市の無形民俗文化財に指定されました。
- カテゴリ
-
寺社仏閣/史跡/伝統文化/祭
- 問合先
-
磐手杜神社
- 所在地
-
高槻市安満磐手町5-6
- 電話番号
- 交通
-
JR高槻駅から高槻市営バス「安満」下車徒歩約5分
- 備考
-
-